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古今和歌集468
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am6:05
静かな柔らかい空の色。

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「はをはじめ、るをはてにて、ながめをかけて時のうたよめ」と人いひければよみける
 僧正聖宝

花のなかめにあくやとてわけゆけば
心ぞともにちりぬべらなる

「『は』の字を最初、『る』の字を最後にし、『ながめ』を隠し題にして、その季節を主題とした歌を詠め」と、ある人が言ったので詠んだ歌。

一面に花のさいている中を、
見飽きることもあるかと思ってかき分けて行ってところ、
飽きるどころか、花の見事さに目移りがして、
心まで散ってしまいそうであるよ。
by mteisi | 2011-09-15 06:30 | 古今和歌集


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