古今和歌集556
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綿の雲がかさなりあって厚い。

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しもついづもでらに人のわざしける日、
真(し)せい法しのだうしにていへりける事を歌によみて、
をののこまちがもとにつかはしける   あべのきよゆきの朝臣

つつめども袖にたまらぬ白玉は
人を見ぬめの涙なりけり

下つ出雲寺で故人の法事を営んだ日、
真静法師が導師で、説教した経文を歌によんで、
小野小町のもとに贈った歌。

(今日の説経の無価宝珠は袖に包んで気づかなかったとのことであるが)、
私が気づかれないように包んでも袖につつみおおせない白玉は、
供養しても恋しい人に逢えないで流す涙であるよ。
by mteisi | 2011-12-12 07:15 | 古今和歌集


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