風_c0169176_6151695.jpg

今の風とはまったく違う形。
鳳が描かれ右側に声符の凡が書かれている。
鳳には神を表す冠が着いている。
これは卜文で甲骨文字。
風は金文には出てこない。
春秋期の秦の会稽刻石に今の形の基になる
小篆と同じ形で出てくる。

卜辞には四方の方神とその使者の名が出てくる。
殷代では方神が日月を司り、風神はその使者として
神意を伝える者だった。
鳳に加えている凡は盤の形だが、
舟の形に訳される時があり、
運ぶという意味を持っている。

春秋時代になると神の使いという意味はすてられ、
季節風的な解釈に改められている。
形も凡と龍を表す虫に変えられた。
by mteisi | 2012-01-15 06:44 | 語源で遊ぶ


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