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老子第二十章
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絶學無憂。唯之與阿、相去幾何。善之與悪、相去何畏、人之所畏、不可不畏。荒兮、其未央哉。

学を絶たば憂い無し。
唯(い)と阿(あ)と、相い去ること幾何(いくばく)ぞ。
善と悪と、相い去ること何若ぞ。
人の畏(おそ)るる所は、畏れざる可(べ)からず。
荒(こう)として、其れ未だ央(つ)きざる哉(かな)。

学ぶことやめれば、憂いがなくなる。
ハイと、コラと、どれほどの違いがあろうか。
美しいのと醜いのと、どれほどの違いがあろうか。
人々が恐れることは、恐れないわけにはいかない。
(道のありさまは)ひろびろとして、どこまでいっても果てしがない。

善し悪しの判断はどう着けるのだろうか。
仙厓は「よしあしは目口鼻からでるものぞ」といっている。
書の場合は目で見るしかない。
尋ね歩くことは必要だろう。
それしかないのだろうが。
by mteisi | 2012-01-27 06:51 | 老子


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