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老子第四十八章
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爲學日益、爲道日損。損之又損、以至於無爲。無爲而無不爲。
取天下常以無事、及其有事、不足以取天下。

学を為す者は日に益し、道を為す者は日に損す。
之を損し又た損し、以て無為に至る。
無為にしても而(しか)も為さざる無し。
天下を取るは、常に事無きを以てす。
其の事有るに及びては、
以て天下を取るに足らず。

学問を修める者は日々色々な知識が増えていくが、
道を修める者は日々にいろいろな欲望が減っていく。
欲望を減らし、さらに減らして、
何事も為さないところまで行きつく。
何事も為さないでいて、しかもすべてのことを為している。
天下を統治するには、いつでも何事も為さないようにする。
なにか事を構えるのは、
天下を統治するには、不十分である。

今、漢字が分かりたいのでその知識量は増えている。
その分日常の単語をあちこちに忘れている。
増えているのか減っているのか。
欲はなかなか減らない。
なくなると本当にすごいだろうなと思う。
by mteisi | 2012-02-24 06:34 | 老子


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