老子第五十八章
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其政悶悶、其民淳淳。其政察察、其民缺缺。
禍之所倚、禍兮禍之所伏。孰知其極。
其無正、正復爲奇、善復爲妖。人之迷、其日固久。
・・・・

其の政、悶悶たらば、其の民、淳淳たり。
其の政、察察たらば、其の民、欠欠たり。
禍や福の倚(よ)る所、福や禍の伏する所。
孰(たれ)か其の極を知らん。
其れ正無し。正は復た奇と為り、善は復た妖となる。
人の迷えるや、その日固(もと)より久し。

政治がぼーっと大まかであれば、人民は純朴である。
政治が厳しくこまかいと、人民はずるがしこい。
災禍には幸福が寄りそっており、
幸福には災禍がひそんでいる。
だれがその窮極を知っていようか。
そもそも絶対的正常などはないのだ。
正常はまた異常なり、善事ははまた妖)(まがごと)になる。
人々がこの相対の道に迷っているのも、また久しいことだ。

善悪微妙、なにが正しいのか。
初め正は征伐をして税を納めさせることだった。
それが、一に止まり足れるを知るが正となった。
一を過ぎてしまっているのに一に止まるのは困難。
ツイッターで高橋源一郎がつぶやいた。
正しさとは
by mteisi | 2012-03-05 06:35 | 老子


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