老子第七十三章
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勇於敢則殺、勇於不敢則活。此両者、或利或害。
天之所悪、孰知其故。是以聖人猶難之。
天之道、不争而善勝、不言而善應、不召而自來、セン(糸偏に單)然而善謀。
天網恢恢、疎而不失。

敢えてするに勇ならば、則ち殺され、
敢えてせざるに勇ならば、則ち活(い)く。
この両者は、或いは利あり、或いは害あり。
天の悪(にく)む所、孰(たれ)か其の故(ゆえ)をしらん。
是(ここ)を以て、聖人すら猶(な)お之を難(かた)しとす。
天の道は、争わずして而(しか)も善く勝ち、
言わずして而も善く応じ、
召(まね)かずして而かも自ずから来たり、
セン然として而かも善く謀る。
天網恢恢、疎にして而も失わず。

なにごとにも進んで果敢に行動する者は殺される。
なにごとにもぐずぐずと尻込みする者はいかされる。
この二つの生き方には、利益があったり損害があったり。
天がなにを嫌うのか、だれにその訳がわかろうか。
そういうわけで、聖人でさえ、
自然の道理を知ることはむずかしいとしたのだ。
天の道は争わないのにうまく勝ちを占め、
なにも言わないのにうまく応答し、
招かないのにおのずと到来し、
はてしもなく大きいのにうまく計画されている。
天の法網は広々と大きく、
目はあらいが、なにごとも見逃すことはない。

おもしろい。
by mteisi | 2012-03-20 07:16 | 老子


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