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懐風藻76
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七夕
 正六位上但馬守百済公和麻呂

仙期呈織室 神駕逐河辺 笑瞼飛花映 愁心燭処煎
昔惜河難越 今傷漢易旋 誰能玉機上 留怨待明年

七夕
 
仙期織室に呈れ 神駕河辺に逐ふ 笑瞼飛花映じ 愁心燭処煎ず
昔は河の越えがたきを惜しみ 今は漢の旋り易きを傷む たれかよく玉機の上 怨を留めて明年を待たん

織女星の室に七夕の季節が訪れ、姫は車に乗って天の川に向かう。喜びにほほえむ顔は花の咲くようであり、片や別れの憂いに心もいりつく思い。前には銀河を越えられないと悔しがったが、今は銀河の廻りやすいのを悲しむばかり。だらがよくはたおり機の上で、離別の怨みをもって明年まで待ちえよう。
by mteisi | 2013-04-14 07:54 | 懐風藻


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