懐風藻88
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暮春曲宴南池
 正三位式部卿藤原宇合

得地乗芳月 臨池送落暉 琴樽何日断 酔裏不忘帰

暮春南池に曲宴す
 
地をえて芳月に乗じ 池に臨んで落暉を送る 琴樽何れの日か断たむ 酔裏帰ること忘れず

景勝の地でなごやかな春のままに、池の小波をまえに夕日を見送っている。琴と酒、このよき友をなんで断つ要があろう。酔うても一人で帰れるのだから。
by mteisi | 2013-04-26 07:32 | 懐風藻


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