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李頎
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奉送五叔入京兼寄毋三
 李頎

陰雲帯殘日 悵別此何時 欲望黃山道 無由見所思

五叔の京に入るを奉送し、兼ねて綦毋三に寄す
 李頎 りき

陰雲殘日を帯ぶ 別れを悵む此れ何れの時ぞ 黃山の道を望まんと欲すれども 所思を見るに由無し

どんよりとたれこめた雲が殘の夕日をもらして、わびしい空模様だ。ここにお別れしなければならないとは、なという憂鬱なときだろう。叔父上が都にのぼられるにあたって、都ちかくの黄山のあたりには、わが友がいることはわかっているが、ここから、いくら眺めても、わが思う友のすがたを見ることができない。
by mteisi | 2013-07-13 15:04 | 唐詩選五絶


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