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李白
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聞王昌齢左遷龍標尉遙有此寄
 李白

楊花落盡子規啼 聞道龍標過五溪 我寄愁心與明月 随風直到夜郎西

王昌齢が龍標の尉に左遷せらるると聞き遙かに此の寄有り
 李白 りはく

楊花落ち盡して子規啼く 聞くならく龍標五溪を過ぐと 我れ愁心を寄せて明月に與ふ 風に随って直ちに到れ夜郎の西

やなぎの花が散りはてて、ほととぎすが啼いてゆく。聞けば、王昌齢は龍標の尉に貶されて、遠い任地へ急ぎ、はや五溪を過ぎてゆかれたとか。わたしは、かなしいこのこころをば、明月にことづける。ごうか風に乗って、まっすぐ夜郎の西までおもいをとどけておくれ。
by mteisi | 2013-09-01 07:55 | 唐詩選七絶


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