張継
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楓橋夜泊
 張継

月落烏啼霜満天 江楓漁火對愁眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘聲到客船

楓橋夜泊
 張継

月落ちて烏啼いて霜天に満つ 江楓漁火愁眠に對す 姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘聲客船に到る

月がかくれ、からすが鳴いて、霜の気がきびしく空中にみちみちしている。うつらうつらと物思いがちの旅人のまどろみは浅い。篷の窓から眺めると、川べりの楓のかげ、漁り火がいねがての眼に映ってくる。ここは小さな舟の中。蘇州の町から離れた郊外で、寒山寺が近い。あの寺で撞き鳴らす鐘の音が聞こえてくる。かぞえてみると、まだ真夜中の鐘の音ではないか。
by mteisi | 2013-12-08 08:09 | 唐詩選七絶


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