顧況
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湖中
 顧況

草湖邊日色低 黄茅瘴裏鷓鴣啼 丈夫飄蕩今如此 一曲長歌楚水西

湖中
 顧況

青草湖邊日色低れ 黄茅瘴裏鷓鴣啼く 丈夫飄蕩今此の如し 一曲の長歌楚水の西青

青草湖のほとり、夕日の色も薄れて低く傾いた。黄色くかれかかった茅の茂みにたちこめた悪気のなかで鷓鴣が啼いている。わたしは堂々たる大丈夫でありながら、あてもない漂泊の身の上、まさにこのとおりのていたらくではないか。ひとふしの歌を声長く引いてうたえば、昔、楚の屈原が身を投げて死んだ汨羅の流れの西にあたる水面につたわってひびいてゆく。
by mteisi | 2013-12-11 08:16 | 唐詩選七絶


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