李益
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汴河曲
 李益

汴水東流無限春 隋家宮闕已成塵 行人莫上長堤望 風起楊花愁殺人

汴河の曲
 李益

汴水東流す無限の春 隋家の宮闕已に塵と成る 行人長堤に上って望むこと莫れ 風起って楊花人を愁殺す

汴水は東へ流れてゆき、かぎりない春の色があたりにみちている。でも、隋王朝時代の離宮は跡かたもなく崩れて、とっくに塵になってしまった。道行く人よ、この長い堤に登って眺めてはいけない。風が吹き起こってやなぎの花が空中に飛びちってゆくのを見ると、誰でも深いうれいにつつまれるだろうからね。
by mteisi | 2013-12-14 08:33 | 唐詩選七絶


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