溫庭筠
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楊柳枝
 溫庭筠

館娃宮外鄴城西 遠映征帆近拂堤 繋得王孫歸意切 不關春草綠萋萋

楊柳枝
 溫庭筠

館娃宮外鄴城の西 遠くは征帆に映じ近くは堤を拂ふ 王孫歸意の切なるを繋ぐ得て 關せず春草の綠萋萋たるに

館娃宮のそとがわや、魏の鄴城の西がわには、むかしの宮殿は跡かたもないがm廃墟に生えるしだれ柳が数かぎりなくつづいて、遠くは行く帆影にうつり、近くは堤をなよなよと払っている。旅に出て遠くにいる貴公子が遠い旅に出て、春の草があおあおと生いしげっても帰ってこないというが、そんなことはどうでもよい。この柳の絲のもつれは、ふるさとへ帰りたいこころをひとすじにつなぎとめるのだ。
by mteisi | 2014-01-14 07:56 | 唐詩選七絶


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