段成式
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折楊柳
 段成式

枝枝交影鎖長門 嫩色曾霑雨露恩 鳳輦不來春欲盡 空留鶯語到黄昏

折楊柳
 段成式

枝枝影を交えて長門を鎖す 嫩色曾て霑ふ雨露の恩 鳳輦來らず春盡きんとす 空しく鶯語を留めて黄昏に到る

柳の枝と枝は影をまじえ、深く長門宮をとざしている。新芽のふいたわかわかしいとき、以前は雨露のめぐみにうるおうてきたものだった。いまは、みかどの神輿もおいでにならず、春の過ぎてゆこうとしている。ただむなしく鶯の鳴く音だけをとどめて、敎もたそがれてゆく。
by mteisi | 2014-01-15 07:57 | 唐詩選七絶


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