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釋靈一
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僧院
 釋靈一

虎溪閒月引相過 帶雪松枝掛薛蘿 無限青山行欲盡 白雲深處老僧多

僧院
 釋靈一

虎溪の閒月引いて相過ぐ 雪を帶ぶる松枝薛蘿を掛く 無限の青山行々盡きんとす 白雲深き處老僧多し

虎溪にかかるしずかな月にひかれて、覚えずそこを通り過ぎてしまった。雪をかぶった松の枝につたかづらがかかっている。かぎりなくつづくと見えた青山もどこまでも尋ねて行くにつれて、いつか行きつきそうになった。白い雲が深くたちこめているあたりに、老僧の姿が多く目についてきた。
by mteisi | 2014-02-08 07:49 | 唐詩選七絶


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