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陸游
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 陸游

探春歳歳在天涯 酔裏題詩字半斜 今日溪頭還小飮 冷官不禁看梅花


 陸游

春を探るは歳歳天涯に在り 酔裏詩を題すれば字半ば斜なり 今日溪頭還た小飮す 冷官禁ぜじ梅花を看るを

私は来るとしごとに、空のはてなる異境の地で春を迎え、春の趣を求め歩いた。酔いながら詩を書きつけると、文字の半分は斜めにゆがんだものであった。今日また、谷川のほとりでささやかな酒宴をもよおす。冷飯を食わされている役人は、梅の花をながめていても、おとがめはあるまい。
by mteisi | 2014-02-15 09:32 | 唐詩選七絶


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