陸游
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又 

 陸游


夢斷香消四十年 沈園柳老不吹綿 此身行作稽山土 猶弔遺蹤一泫然


又 

 陸游


夢は斷え香りは消えて四十年 沈園柳は老いて綿を吹かず 此の身行々稽山の土に作らんも 猶遺蹤を弔って一たび泫然たり


かつて再開した思いでも、夢のようにあとかたもなく、なつかしい人の残り香も消え去って、四十年の歳月が流れた。沈園の柳も年老いて、綿毛を飛ばそうともしない。この身も、いずれ会稽山の土と化すことになるわけだが、それでも形見に残る昔のあとをたずねれば、しばし涙をとどめがたい心地がするのであった。


by mteisi | 2014-03-12 07:53 | 唐詩選七絶


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