陸游
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書事

 陸游


關中父老望王師 想見壺漿滿路時 寂寞西溪衰草裏 斷碑猶有少陵詩


事を書す

 陸游


關中の父老王師を望む 想見す壺漿路に滿つるの時 寂寞たり西溪衰草の裏 斷碑猶少陵の詩有らん


関中の地方の故老たちは、王者の軍隊が来る日を待ち望んでいる。その日が来たとき、かれらが手に手に飲みものを入れた壷を持ち、道路にあふれて兵士たちを歓迎するありさまを、私はまぶたに浮かべることができる。いま訪う人もなく、寂寞に包まれた西溪の、枯れ草に埋もれている欠けた石碑、その上にまだ、世を憂えた杜甫の詩がきざまれているはずだ。


by mteisi | 2014-03-16 08:12 | 唐詩選七絶


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