陸游
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春日雜興

 陸游

夜夜燃薪煖絮衾 禺中一飯直千金 身爲野老已無責 路有流民終動心 


春日雜興

 陸游

夜夜薪を燃せば絮衾よりも煖かなり 禺中の一飯直千金 身は野老と爲りて已に責無きも 路に流民有り終に心を動かす


ふとんも買う金もない暮らしだが、夜ごとに薪を燃やしているので、綿入りのふとんよりも暖かいくらいだ。昼どきが近づくとありつける一杯の飯、これは千両の値うちがある。私は田舎に埋もれて生きる老いぼれの身、天下国家に対する責任はもはやないわけだが、それでも道路に流浪する民衆がいると聞けば、どうしても心を動かさずにはいられないのだ。


by mteisi | 2014-03-27 08:47 | 唐詩選七絶


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