蘇東坡
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臨城道中作

 蘇東坡

逐客何人著眼看 太行千里送征鞍 未應愚谷能留柳 何獨衡山解識韓


臨城道中の作

 蘇東坡

逐客何人か眼を著けて看る 太行千里征鞍を送る 未だ應に愚谷能く柳を留むべからず 何ぞ獨り衡山解く韓を識るのみならむや


放逐の身となって旅するわたしなどには、たれひとり目をくれる人もないが、太行の山やまは、千里に亘ってどこまでもわが旅の鞍を送って来てくれる。柳宗元の名付けた愚谷が彼を永州にひきとめたほどに、[嶺南の地は]わたしをながくひきとめはしないであろう。[なぜなら、かの衡山は韓愈を見知っていて、たちまち晴れあがったというが、いま太行山がわたしのその全容をみせてくれているではないか。]どうして衡山が韓愈を見知っているだけであろうか。


by mteisi | 2014-06-30 08:19 | 七絶


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