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縦筆
蘇東坡
北船不到米如珠 酔飽蕭條半月無 明日東家當祭竈 隻雞斗酒定膰吾
北船到らず米珠の如く 酔飽蕭條半月無し 明日東家當に竈を祭るべし 隻雞斗酒定めて吾に膰せん
北からの船便がとだえて、米は真珠のように貴重なものとなった。この半月ほどは、まことにわびしく、腹一杯飲み食いできた日はない。明日は東のお鄰で、かまどを祭るにちがいない。鶏肉とお酒のおさがりが、さだめしお頒ちいただけることだろう。
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