萬葉集33
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安見知之 吾大王 神長柄 神佐備世須登 芳野川 多藝津河内尒 高殿乎 高知座而 上立 國見乎爲勢婆 疊有 青垣山 山神乃 奉御調等 春部者 花插頭持 秋立者 黄葉頭刺理 逝副 川之神母 大御食尒 仕奉等 上瀬尒 鵜川乎立 下瀬尒 小網刺渡 山川母 依死 神乃御代鴨

やすみしし 吾が大君 神ながら 神さびせすと 芳野川 たぎつ河内に 高殿を 高知りまして 登り立ち 國見をせせば たたなはる 青垣山 山祇の まつる御調と 春べは 花かざし持ち 秋立てば もみちかざせり ゆきそふ 川の神も 大御饌に 仕へ奉ると 上つ瀬に 鵜川を立ち 下つ瀬に 小網さし渡す 山川も よりてつかふる 神の御代かも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」1より
by mteisi | 2015-08-08 07:01 | 萬葉集


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