荘子1
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荘子
逍遙遊篇
第一

北冥有魚、其名爲鯤、鯤之大、不知其幾千里也、化而爲鳥、其名爲鵬、鵬之背、不知其幾千里也、怒而飛、其翼若垂天之雲、是鳥也、海運則將徙於南冥、南冥者天池也、

北冥に魚あり、其の名を鯤と為す。鯤の大きさ其の幾千里なるか知らず。化して鳥と為るや、其の名を鵬と為す。鵬の背、其の幾千里なるかを知らず。怒して飛べば、其の翼は垂天の雲の若し。是の鳥や、海の運(うご)くとき則ち将に南冥に映らんとす。南冥とは天池なり。

北の果ての海に魚がいて、その名は鯤という。鯤の大きさはいったい何千里あるか見当もつかない。[ある時]突然姿が変わって鳥となった。その名は鳳という。鳳の背中は、これまたいったい何千里あるか見当もつかない。ふるいたって飛びあがると、その翼はまるで大空一ぱいに広がった雲のようである。この鳥は、海の荒れ狂うときになると[その大風に乗って飛びあがり、]さて南の果ての海へと天翔る。南の果ての海とは天の池である。
by mteisi | 2015-09-08 08:15 | 荘子


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