荘子59
c0169176_747866.jpg

四之九
無成與虧、故昭氏之不鼓琴也、昭文之鼓琴也、師曠之枝策也、惠子之據梧也、三子之知幾乎、皆其盛者也、

成ると虧くると無きか。成ると虧くると有るは、故(すなわち)昭氏の琴を鼓するなり。成ると虧くると無きは、故ち昭氏の琴を鼓せざるなり。昭文の琴を鼓するや、師曠の策を枝(た・樹)つるや、惠子の梧(几)に拠るや、三子の知は幾(つ・尽)くすか、皆其の盛んなる者なり。

完成と破壊とのないのは、昭氏が琴をひかないばあいである。[昭氏のような名手でも、琴をひくとそこに分別が生まれる。]この昭文が琴をひくのと、師曠が琴柱を立て[て音律を整え]るのと、恵子が小机にもたれ[て弁説をまくしたて]るのと、三人の英智は極致であろうか。皆それぞれにりっぱなものである。
by mteisi | 2015-11-07 08:09 | 荘子


<< 長      朝歌11月6日 >>