荘子61
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五之一
今且有言於此、不知其與是類乎其與是不類乎、類與不類相與爲類、則與彼無以異矣、雖然、謂、甞言之、有始也者、有未始有夫未始有始也者、有有也者、

今且(そ)れ此(ここ)に言あり。其の是れと類するや其の是れと類せざるやを知らず。類すること類せざると、相い与(とも)に類を爲さば、則ち彼と以て異なること無し。然りと雖も、謂う、嘗(こころ)みにこれを言わん。
始めなる者あり。未だ始めよおり始め有らざる者あり。未だ始めより夫(か)の未だ始より始め有らざるもの有らざる者あり。有なる者あり。

今やそもそもここで言葉がのべられている。その言葉が、今延べている明智の立場と似合ったものであるから、それとも似合わないものであるのか、それは分からない。似合ったにせよ似合わないにせよ、いずれにしても[言葉を立てて]似せるようにしているのは、あの[善し悪しの判断を下す]世俗の立場と違いがないわけだ。[言葉というものは要するに限界がある。]しかしそうはいっても、一応はためしに述べてみようと思う。
 始ということが有。また始めということさえ、もともと無いということが有。また始めということさえもともと無いということ、それさえもともと無いということが有る。有るということが有。
by mteisi | 2015-11-10 07:23 | 荘子


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