荘子94
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二之三
方今之時、臣以神遇、而不以目視、官知止而神欲行、依乎天理、批大郤、導大窾因其固然、枝經肯綮之未甞、而況大■(車瓜)乎、

方今の時、臣は神を以て遇いて、目を以て視ず。官知は止みて神欲行なわる。天理に依りて、大郤を批(う)ち大窾に導(したが)い、其の固然み因る。枝経肯綮にも未だ甞(こころ)みず。而るを況んや大コをや。

このごろでは、私ねは精神で牛に対していて、目で見ているのではありません。感覚器官にもとづく知覚は働きをやめて、精神の自然な活動だけが働いているのです。天理(すなわち自然な本来の筋道)に従って、[牛の皮と肉、肉と骨との間の]大きな隙間に刀刃をふるい、大きな空洞に沿って走らせて、牛の体の本来のしくみにそのまま従ってゆきます、支脈と経脈がいりくみ、肉と骨とがかたまったような微妙なところでさえ、試し切りをするようなことはありません。まして大きな骨のかたまりではなおさらです。
by mteisi | 2015-12-13 07:51 | 荘子


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