荘子
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一之四
且若亦知夫徳之所蕩而知之所爲出乎哉、徳蕩乎名、知出乎爭、名也者相札也、知也者爭之器也、二者凶器、非所以盡行也。

且つ若も亦た夫の徳の蕩(うご)く所と知の為にに出づる所とを知るか。徳は名に蕩き知は争いより出づ。名なる者は相い札(くじ)き、知なる者は争の器なり。二者は凶器にして行を尽くす所以に非ざるなし。

それにお前はまた、あの本来の徳がどのように流れて失われ、知識が何によって起こってくるのかをわきまえているか。徳は名誉心のために流され、知識は競争心のために起こる。名誉というものは互いを傷つけあうものであるし、知識というものは争いのための道具である。名誉と知識とのふたつは[人間を不幸におとそいれる]凶器であって、人の行為を完全にするためのものではない。[ところが、お前はこの二つがあるようだ。]
by mteisi | 2015-12-26 08:20 | 荘子


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