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荘子141
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三之六
不敢以生物與之、爲其殺之之怒也、不敢以全物與之、爲其決之之怒也、時其飢飽、達其怒心、虎之與人異類、而媚養己者順也、

敢えて生物を以てこれに与えざるは、其のこれを殺すに怒るが為なり。敢えて全物を以てこれに与えざるは、其のこれを決するに怒るが為なり。其の飢飽を時として、其の怒心を達(みち)びく。虎の人に与(お)けるは異類なるも、而も己れを養う者に媚ぶるは順なればなり。

彼が決して生きた動物をそのまま餌として与えることをしないのは、虎がそれを食い殺そうとして荒々しくいきりたつからですし、また決してまるまるの姿のままで餌にしないのは、虎がそれをひきころそうとして荒々しくいきりたつからです。彼は虎の空腹なときと満腹なときとをうまく利用して、虎のいきりたつ心を[刺激しないように]みちびいてゆくのです。虎は人間とは異類のものですが、それでも自分を飼ってくれる人間の気に入ろうとするのは、虎の自然な性質に従って飼っているからです。
by mteisi | 2016-01-29 08:15 | 荘子


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