荘子166
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一之六
常季曰、彼爲已、以其知得其心、以其心得其常心、物何爲最之哉、仲尼曰、人莫鑑於流水、而鑑於止水、唯止能止衆止。

常季曰わく、彼は己れを爲(おさ)むるに、其の知は以て其の知を得、其の心を以て其の常心を得たり。物何為れぞこれに最(あつ)まるや。仲尼曰わく、人は流水に鑑すること莫くして、止水に鑑す。唯だ止にして能く衆止を止(とど)む。

常季はまたいう、「あの人はわが身の修業にあたって、自分の知恵で自分の心を把握し、自分の心で自分の一定した本心を把握しました。[してみると、ただ自分のことに限られていますが、それなのに]世間の人や物がその周囲に集まってくるのは、どうしてでしょうか。」孔子は答えた。「人は流れている水面を鏡とはしないで、静止した水面を鏡にする。静止しているからこそ、多の多くの静止したものを止められるのだ。
by mteisi | 2016-02-23 07:51 | 荘子


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