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萬葉集225
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登神岳山部宿祢赤人作歌一首 并短歌
三諸乃 神名備山尒 五百枝■(夾刂) 繁生有 都賀乃樹乃 弥繼嗣尒 玉葛 絶事無 在管裳 不止將通 明日香能 舊京師者 山高三 河登保志呂之 春日者 山四見容之 秋夜者 河四清之 旦雲二 多頭羽乱 夕霧丹 河津者驟 毎見 哭耳所泣 古思者
みもろの 神名備山に 五百枝さし 繁に生ひたる つがの木の いやつぎつぎに 玉葛 絶ゆる事無く ありつつも やまず通はむ あすかの ふるき京師は 山高み 川とほしろし 春の日は 山し見がほし 秋の夜は 川しさやけし 朝雲に たづは亂れ 夕霧に かはづはさわぐ 見る毎に ねのみし泣かゆ 古思へば

澤瀉久孝著「万葉集注釈」3より
by mteisi | 2016-02-23 07:53 | 萬葉集


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