荘子186
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四之一
魯哀公、問於仲尼曰、衞有悪人焉、曰哀駘它、丈夫與之處者、思而不能去也、婦人見之、請於父母曰、與爲人妻、寧爲夫子妾者、十數而止也、

魯の哀公、仲尼に問いて曰わく、衞に悪き人あり。哀駘它と曰う。丈夫のこれと処る者は、思いて去ること能わず。婦人のこれを見て、父母に請いて人の妻とらんよりは寧ろ夫子の妾と為らんと曰う者、十数にして未だ止まず。

魯の哀公が孔子にたずねて言った、「衞の国にたいへんな醜男がいてその名前は哀駘它というが、彼といっしょに住んだ男どもは、彼を慕ってそのそばから離れられないし、彼を見た女たちは、『他人の妻になるよりは、あの人の妾になりたい。』といって父母になだる始末で、それも何十人で終わらない数だ。
by mteisi | 2016-03-09 08:28 | 荘子


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