荘子212
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一之十一
以刑爲體者、綽乎其殺也、以體爲翼者、所以行於世也、以知爲時者、不得已於事也、以徳爲循者、言其與有足者至於丘也、而人眞以爲勤行者也、

刑を以て体を為すとは、綽乎として其れ殺すなり。礼を以て翼と為すとは、世に行なわるる所以なり。知を以て時と為すとは、事にやむを得ざるなり。徳を以て循と為すとは、其の足ある者と丘に至るを言うなり。而るに人は真に以て勤めて行う者と為すなり。

刑罰を身につけるとは、[厳しく責めないで]余裕を持って罪人を殺すのである。礼儀を補助にするとは、[真人の理想が]世間にひろくおこなわれるためのことである。知恵を適切にはたらかせるとは、もの事についてやむをえず働かせるのである。道徳を自然に従うものにするとは、両足のそろった者と丘の上にゆきつく[ように当然なものにする]ことをいうのである。[真人は、このようにして、ことさらなふるまいをしないが、]しかり、世間の人々はそれを努力して行っているように思い込んでいる。
by mteisi | 2016-04-07 08:19 | 荘子


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