五之一
子祀・子輿・子犁・子來、四人相與語曰、孰能以无爲首、以生爲脊、以死爲尻、熟知死生存亡之一體者、吾與之友矣、
子祀・子輿・子犁・子來、四人相い与に語りて曰く、孰か能く無を以て首と為し、生を以て脊と為し、死を以て尻と為し、熟か死生存亡の一体なるを知る者ぞ。吾れこれを友たらんと。
子祀と子輿と子犁と子来とが、四人いっしょに語りあった。「無を頭とし、生を背とし、死を尻とすることのできる者が、だれかいるだろうか。死と生と、存と亡とが一体であることをわきまえた者が、だれかいるだろうか。われわれはそういう者と友だちに成りたい。」