五之四
子祀曰、女悪之乎、曰、亡、予何悪、浸假而化予之左臂以爲雞、予因以求時夜、渗假而予之右臂以爲彈、予因以求鴞炙、
子祀曰わく、汝これを悪むかと。曰わく、亡(いな)、予れ何ぞ悪まん。浸く仮(いた)りて予れの左臂を化して鶏と為さば、予れは因りて時夜を求めん。浸く仮りて予れの右臂を化して彈を為さば、予れは因りて鴞炙を求めん。
子祀はいう、「君はそれがいやかね。」「いや、わしがどうしていやがろう。[造化のはたらきが]だんだん進んでわしの左の臂を鶏に変えるというなら、ついでにわしはその鶏が時を告げるのを聞こうと思う。だんだん進んでわしの右の臂をはじき弓に変えるというなら、ついでにわしは射落とした鳥の燒き肉をほしいと思う。