荘子253
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七之二
仲尼曰、夫毛孫氏盡之矣、進於知矣、唯簡之而不得、夫己有所簡矣、毛孫氏、不知所以生、不知所以死、不知就先、不知就後、

仲尼曰わく、夫の毛孫氏はこれを尽くせり。知よりも進(まさ)れり。これを簡にせんとして得ずと雖も、夫れ已に簡にする所あり。毛孫氏は、生くる所以を知らず、死する所以を知らず、先に就くとも知らず、後に就くとも知らず。

 仲尼はいった、「あの毛孫氏はりっぱにやりとげたのだ。喪礼をよく知っているものよりもまさっている。喪礼の形をはぶこうとしてじゅうぶんではなかったけれども、あれでかなりはぶいたところがある。毛孫氏は、なぜ生きているのか、なぜ死んでいるのかなどと、思いわずらうことがなく、生死の後先を考えてそのどちらがよいなどと考えることもない。
by mteisi | 2016-05-19 07:20 | 荘子


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