荘子278
荘子278_c0169176_733553.jpg

四之三
老聃曰、明王之治、功蓋天下、而似不自己、化貸萬物、而民弗恃、有莫擧名、使物自喜、立乎不測、而遊於无有者也、

老聃曰わく、明王の治は天下を蓋えども、己よりせざるに似たり。化は万物に貸せども、民は恃まず。有れども名を挙ぐること莫く、物をして自ら喜ばしめ、不測に立ちて無有に遊ぶ者なりと。

老聃は答えた、「明王の政治では、世界をおおうほどの大きな功績を挙げながら、それが自分の政治によるのではないかのようである。万物にあまねく及ぶ教化を施しながら、民衆は 「気づかないで」それに頼ることをしない政治は確かにあるのだがそれをいいあらわすことはできず、万物をそれぞれに満足させ、計り知れない境地にたって、この世の存在にとらわれない世界に遊ぶものである。
by mteisi | 2016-06-14 07:33 | 荘子


<< 萬葉集336      朝歌6月13日 >>