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荘子303
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一之十
且夫待鉤繩規矩正者、是削其性也、待纒索膠漆而固者、是浸其徳也、屈折禮樂、以匡天下之形、鉤兪仁義、以慰天下之心者、此失其常然也、

且夫れ鉤繩規矩を持ちて正す者は、是れ其の性を削るなり。纆索膠漆を持ちて固むる者は、是れ其の徳を浸すなり。礼楽に屈折して、以て天下の形を匡し、仁義に呴兪して、以て天下の心を慰むる者は、此れ其の常然を失するなり。

いったい、鉤や繩や規や矩を当てて、それで[材木などを]ととのった形のするのは、これはその自然な本来の徳を害ずることである。纆や索や膠や漆を使って、それで物をしっかりとくっつけるのは、これはその本来の徳を害することである。[それと同じことで、]儀礼や音楽に従って体を折りかがめて、それで世界の人々の姿かたちを[むりに]ととのえようとしたり、仁や義によってあいそう笑いをして、それで世界の人々の心を[むりに]やわらげようとしたりするのは、これはそのもともとの一定したありかたを失わせることである。
by mteisi | 2016-07-09 07:04 | 荘子


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