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荘子320
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一之三
前有橛飾之患、而後有鞭筴之威、而馬之死者、已過半矣、陶者曰、我善治埴、圓者中規、方者中矩、匠人曰、我善治木、曲者中鉤、直者應繩、

前に橛飾の患いありて、後ろに鞭筴の威あり。而して馬の死する者、已に半ばを過ぎたり。
 陶者は曰わく、我れ善く埴を治む。円なる者は規に中たり、方なる者は矩に中たると。匠人は曰わく、我れ善く木を治む。曲れる者は鉤に中たり、直き者は繩に応ずと。

前からはくつわでひきとめ、後ろからはむちでおどしたてた。こうして馬の死ぬものは半数をこえるほどにもなっt。
 陶器づくりは、[わしは粘土ざいくがうまいぞ。[わしの作った]まるいものはぴたりと規の円に合うし、四角のものはぴたりと矩の角に合う。」という。大工は、「わしは木づくりがうまいぞ。「 わしの作った]曲げものはぴたりと鉤の曲線にあるし真っ直ぐなものはぴたりと墨縄の直線にあたる」という。
by mteisi | 2016-07-26 06:56 | 荘子


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