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孔子97
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十五
子曰、飯疏食飮水、曲肱而枕之、樂亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲、
子の曰わく、疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。
先生がいわれた、「粗末な飯を食べて水を飲み、うでをまげてそれを枕にする。楽しみはやはりそこにもあるものだ。道ならぬことで金持ちになり身分が高くなるのは、わたくしにとっては浮き雲のように、実のない無縁な物だ。

十六
子曰、加我數年、五十以學易、可以無大過矣、
子の曰わく、我れに数年を加え、五十にして以て易を学べば、大なる過ち無かるべし。
先生がいわれた、「わたくしがもう数年たって、五十になってから学んだとしても、やはり大きな過ちなしにゆけるだろう。

十七
子所雅言、詩書執禮、皆雅言也、
子の雅言する所は、詩、書、執礼、皆な雅言です。
先生が正しい言語を守られるのは、詩経・書経[を読むとき]と礼をおこなうときだ、みな正しい言語であった。
by mteisi | 2016-11-13 07:09 | 孔子


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