人気ブログランキング | 話題のタグを見る
孔子173
孔子173_c0169176_89298.jpg

二十六之四
子曰、亦各言其志也已矣、曰、夫子何哂由也、子曰、爲國以禮、其言不讓、是故哂之、唯求則邦也與、安見方六七十如五六十而邦也者、唯赤則非邦也與、宗廟之事如會同非諸侯如之何、赤也爲之小相、孰能爲之大相、
子の曰わく、亦た各々其の志しを言うのみ。曰わく、夫子、何んぞ由を哂うや。子の曰わく、國を爲むるには禮を以てす。其の言讓らず。是の故にこれを哂。求と唯ども則ち邦に非ずや、安んぞ方六七十如しくは五六十にして邦に非ざる者を見ん。赤と唯ども則ち邦に非ずや、宗廟・會同は諸侯に非ずしてこれを如何。赤やこれが小相たらば、孰か能くこれが大相たらんや。
先生はいわれた、「ただそれぞれに抱負をのべただけのことだよ。」「先生はなぜ由のことを笑われたのでしょう。」「国を治めるには礼によるべきだが、そのことばはぶしつけ[で礼をわきまえないよう]だ。そのために笑ったのだ。求のばあいでもやはり邦ではないか。六、七十里か五、六十里四方で邦でもないものがどうしてあろう。赤のばあいでもやはり邦ではないか。宗廟や会合が諸侯のことでないとすればどういうことになろう。[ひとしく国家のことだが、この二人のつつましさが由とは違う。]赤がいささかのたすけになるのなら、だれが大きな役になれようか。」
by mteisi | 2017-01-28 08:33 | 孔子


<< 萬葉集562      朝歌1月27日 >>