十四之二
人不厭其言也、樂然後笑、人不厭其笑也、義然後取、人不厭其取也、子曰、其然、豈其然乎、
人の其の言うことを厭わざるなり。樂しみて然る後に笑う、人其の笑うこと厭わざるなり。義にして然る後に取る。人其の取ることを厭わざるなり。子の曰わく、其れ然り。豈に其れ然らんや。
そのいったことをだれもいやがらないのです。楽しくなってはじめて笑いますから、その笑ったことをだれもいやがらないのです。正義にかなってはじめて受け取りますから、その受け取ったことをだれもいやがらないのです。」先生はいわれた、「そうでしょう。うわさのようなことはありますまい。」