萬葉集663
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春日悲傷三香原荒墟作歌一首 并短歌
三香原 久迩乃京師者 山高 河之瀬清 住吉跡 人者雖云 在𠮷之 里尒四有者 國見跡 人毛不通 里見者 家裳荒有 波之異耶 如此在家留可 三諸著 鹿脊山際尒 開花之 色目列敷 百鳥之 音名束敷 在杲石 住吉里乃 荒樂苦惜哭
住みよしと 人は云へども ありよしと 吾は思へど ふりにし 里にしあれば 國見れど 人も通はず 里見れば 家も荒れたり はしけやし かくありけるか みもろつく 鹿脊山の間に 咲く花の 色めづらしき 百鳥の 聲なつかしき ありがほし 住みよき里の 荒れらく惜しも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-05-09 07:39 | 萬葉集


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