十三
子夏曰、仕而優則學、學而優則仕、
子夏が曰わく、仕えて優なれば則ち学ぶ。学びて優なれば則ち仕う。
子夏がいった、「官について余力があれば学問し、学問して余力があれば官につく。」
十四
子游曰、喪致乎哀而止、
子游が曰わく、喪は哀を致して止む。
子游がいった、「喪には悲しみをつくすばかりだ。」
十五
子游曰、吾友張也、爲難能也、然而未仁、
子游が曰わく、吾が友張や、能くし難きを為す。然れども未だ仁ならず。
子游がいった、「わたしの友だちの張(子張)は、なかなかできにくいことをやりとげる。けれどもまだ仁ではない。」