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詩経30
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野有死麕
野有死麕 白茅包之  野に死麕有り 白茅之を包む
有女懐春 吉士誘之  女有り春を懐ふ 吉士之を誘ふ
野の猟にたおれた麕(くじか)の肉 白い茅で包んで贈り物のにする
春を懐う娘さんに よい若者がいい寄る

林有樸樕 野有死鹿  林に樸樕有り 野に死死か有り
白茅純束 有女如玉  白茅純束 女有り玉の如し
林にくぬぎの木があり 野には死んだ鹿がある
その肉を白い茅でしばって 玉のように美しい娘さんに贈る

舒而脱脱兮  舒にして脱脱たれ
無感我■(悦の偏が巾・ぜい)兮 無使尨也吠  我がゼイを感(うごか)すなかれ 尨也をして吠へしむるなかれ
あわてないでよ しゃんとなさい
わたしの佩巾に触らないでよ 犬に吠えつかれますよ
by mteisi | 2017-09-05 07:29 | 詩経


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