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詩経204
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蒹葭萋萋 白露未晞  蒹葭萋萋たり 白露未だ晞かす
所謂伊人 在水之湄  所謂伊の人 水の媚に在り
遡洄從之 道阻且躋  遡洄して之に從はんとすれば 道 阻にして且つ躋る
遡游從之 宛在水中坻 遡游して之に從へば 宛として水の中坻に在り
蒹葭(あし)の葉は寒々と茂り 白い露は湿うてまだ乾かぬ
わが思うこの人は 川の媚に居る
川をさかのぼって行こうとすれば 道は躋ってけわしい
流れを渉って行こうとすれば まぼろしの面影は川の洲のほとりに浮かぶ

by mteisi | 2018-02-27 07:47 | 詩経


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