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詩経247
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東山
我徂東山 慆慆不歸  我 東山に徂き 慆慆として歸らず
我來自東 零雨其濛  我 東より來れば 零雨其れ濛たり
我東曰歸 我心西悲  我 東より歸らんと曰へば 我が心は西に悲しむ
制彼裳衣 勿士行枚  彼の裳衣を制して 行枚を士とする勿けん
蜎蜎者蠋 烝在桑野  蜎蜎たる者は蠋 烝しく桑野に在り
敦彼獨宿 亦在車下  敦たる彼の獨宿 亦車下に在り
われ東山に往くいてより いつしか月日が過ぎて久しく帰らぬ
やっと東から凱旋するとき 雨はしとど降りしきり濛々そ煙る雨の中
東にいたときは帰りたいと思い 西の方故鄕を思うて悲しんだ
今や平和の衣服をつくって もう枚をふくむようなことはあるまい
うごめく蠋が 桑の原にうごめくように
独り寢の男も 戰車の下で夜を過ごしていたが

by mteisi | 2018-04-14 07:35 | 詩経


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