詩経248
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我徂東山 慆慆不歸  我 東山に徂き 慆慆として歸らず
我來自東 零雨其濛  我 東より來れば 零雨其れ濛たり
果羸之實 亦施于宇  果羸羸の實 亦宇に施く
伊威在室 蠨蛸在戸  伊威室に在り 蠨蛸戸に在り
町畽鹿場 熠燿宵行  町畽は鹿場 熠燿宵行く
不可畏也 伊可懷也  畏る可からざるなり 伊れ懷ふ可きなり
われ東山に往くいてより いつしか月日が過ぎて久しく帰らぬ
やっと東から凱旋するとき 雨はしとど降りしきり濛々そ煙る雨の中
果嬴の実は 宇に這い延びて 
伊威は家の中に這い 蠨蛸は戸口に巢を張り
畑のあぜは鹿の遊び場となり 燐火が夜にきらめく郷里のさま
こわがる所ではない なつかしい故郷よ




by mteisi | 2018-04-15 07:47 | 詩経


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