詩経258
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小雅
鹿鳴之什
鹿鳴
呦呦鹿鳴 食野之苹  呦呦として鹿鳴き 野の苹を食む
我有嘉賓 鼓瑟吹笙  我れに嘉賓有り 瑟を鼓し笙を吹く
吹笙鼓簧 承筐昰將  笙を吹く簧を鼓す 筐を承げて是れ將ふ
人之好我 示我周行  人の我れを好せば 我に周行を示せ
鹿は口をすばめてイウイウと長く鳴いては友を集め、野生の苹(よもぎ)を食べている。それを以て君主が賓客を招いて饗宴することを興したのである。我が方にも、よき賓客を招いて酒肴を共にし。瑟を鳴らし笙を吹いてもてなす。笙を吹き簧を鳴らしては、両手を以て幣帛を入れた筐をさあsげ、恭しく引出物を配る。君王の宴で、いずれ美酒佳肴を供え、にぎやかに琴や笙を奏し、贈り物も豊かである。賓客も君主の盛意に感じて、君主を敬愛する心が油然として起こる。故に君主も賓客の徳に感じて、我が好愛する賓客と共に心を合わせて天下を治めんとし、天下国家を治るる善き道を進言することを求めるのである。


by mteisi | 2018-04-25 07:40 | 詩経


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